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コーヒー一杯飲むあいだ

最近 年取ったせいか早起きです

自分は通勤時間がゼロ 最近は本もCDもネット通販だし 行動範囲せまいなぁ 我ながら・・・
通勤帰りに一杯なんて話を聞くと ああぁ うらやましいな
なんて思ったりします
そんな日々の生活の中 朝夕の犬の散歩が ひとりでぼんやり考え事をしたり
いやなことをリセットするそんなひと時です

このところ大好きなシンガーのタウンズ・ヴァン・ザントの歌詞を
自分で翻訳するのにハマってます

彼の詩は 一見すると簡単な単語しか出てこない
しかし分かりやすいことはなく 難解です

日の光や 月や星 風 季節の流れ そんな簡単な言葉が出てくるのですが
それがどういう状態なのか?それを想像しながら散歩しています

例えば

Skies full of silver and gold
try to hide the sun -No Place To Fallより



At my window
watching the sun go
hoping the stars know
it's time to shine
daydleams
aloft on dark wings
soft as the sun streams
at day decline -At My Windowより



Spring only sighed
summer had to be satisfied
fall is feelin' that i just can't lose
I'd like to stay
maybe watch a winter day
turn the green water
to white and blue -Flying Shoesより



といった 言葉を頭にインプットして 家をでます

そしてクリクリ(犬の名前)と散歩しながら
それらの簡単な言葉の秘密を探るべく
川の流れを眺めたり 木漏れ日を見たり 風にふかれたりしながら
クリクリに「おい これが アレのことかな?」なんて
話しかけて歩いてます (気がふれた老人か? 俺は・・・)

そんなことを繰り返してたら
随分前に買ってほったらかしていた
与謝蕪村の本を手に取ったら
やられた (タウンズ・ヴァンに通じるものを感じました)

すごい なぁ
蕪村をろくに知らずに 俺は44年(気がつきゃ 45歳じゃねえか!今日)も生きてきたのか・・・





季節がらというか(まだまだ暑いけど・・・)
秋の句が身にしみるのですなぁ






「おのが身の 闇より吠えて 夜半(よわ)の月」






(黒犬の絵に讃して詠んだ句 闇夜に吠える黒犬は、自分が吠えているのか、闇夜の宇宙が吠えているのか?主客が解らない ともあれ秋の夜半に長く悲しくさ寂しみながら、物におびえて吠え叫ぶ犬の心は、それ自ら宇宙の秋の心であり 蕪村の傷ましい心なのであろう 萩原朔太郎)







「恋さまざま 願いの糸も 白きより」








(古来より難解とされてる句 「さまざま」は「散り散り」 「願いの糸は 白きより」は「純潔な熱情で恋をしたけれども・・・」と萩原朔太郎は解説してる  )

どう? いいでしょ? まるでタウンズ・ヴァンの詩みたいだと思いませんか?(まあ こんな事思ってるのは 私だけでしょうが・・・)

ひとりきりで笑うのは とても難しいこと・・・恥ずかしながら 配信用ジャケット出来ました!

2年ほどまえから犬を飼ってる 娘が柴犬を欲しがってたので
「本気でほしいと願ったら 来るかもよ」と言ったら 間もなく
知り合いから 柴犬とバセットハウンドのミックスをもらってほしい家があるとの話

家族会議の結果飼うことになった
その時の話あいで「俺は 朝も夜もいえでゆっくりしたいから 散歩は行かないよ」との約束をした

犬ってのはみるみる大きくなる(ほんとにお父ちゃんは柴犬だろうか?との疑問が大きくなっていった・・・)
最初に買った中型犬用の犬小屋では窮屈になり 大型犬用を新たに買い
ウチの犬を見た人からは「絶対ゴールデン入ってますよねぇ・・・」と言われ始めた

しばらくすると 小学一年の娘が安心して散歩させれる大きさではなくなり 
家内にも やんちゃぶりを発揮すると手に負えず
散歩の仕事はいうまでもなく 私の仕事になった

しかし今では すっかり自分にとって楽しい時間になってしまった
人生なにがどうなることやら・・・不思議なものである

クリクリ(娘が付けた犬の名前)と散歩していると
いろんな事を 考えさせられたり 教えられたりの毎日である




先ずこの アホ犬(愛をこめて あえて言う)の素晴らしい所はなんといっても

元気のいい所 
愛想のいい所
怒ったことがほとんどない

彼はいつもあるメッセージを発しながら町を歩く
彼のメッセージは唯一つ





「ぼくは あなたの事が大好きなんです だから あなたも私のことを大好きになって ほしいのです」





これだけである



何モノかが自分に興味があることを察知するやいなや 彼の頭の中では
突撃ラッパが鳴り響き チョークチェーン(犬が引っ張りをすると 息ができないようになる 躾用のチェーン)もお構いなし 203高地へまっしぐら!な勢いで目標に向かって走り出す

相手が親愛の情の欠片でも見せようものなら
後は飛びつき よだれまみれの kiss & hug her ,kiss & hug her ,tight
(ヴァン・モリソンのCrazy loveのメロディでお願いします) 
の雨あられ・・・





ああ~ なんて素晴らしいヤツだろう・・・クリクリってやつは!

こやつのように このことを 素直に表現できていたら 
自分の人生はどのようになったのだろう?と 
考えると複雑な心境になってしまう




(まあ しかし それが出来ないから人生オモシロいわけですが・・・)




クリクリは昨日も今日もくり返す

散歩の途中出くわす 人 犬 猫 にそうメッセージを発してる

だから 人にはよくかわいがってもらってるし 

犬には、たまによく吼えられてるけど 友達のワンちゃんは多い

猫には100%に近い確立で逃げられてる
(逃げられた後 クリクリは ほんとに悲しそうに泣くのが これまた愛おしいのだ)


最近になって 自分はどうも 無愛想に生きてな・・・と反省することしかりである
店を始めてからは ちょっとは改善されては来てるとはおもうけど・・・
10代から20代半ばまでは ひどいものだったなぁ・・・と思うのある

t

(クリクリとの日々も 新たなカテゴリーを作ってみたので 気まぐれに更新できればします)



ところで何度もお伝えしてる コンピレーションCDとネット配信ですが
大幅に遅れてます(CDは11月になりそう・・・)

先日 そろそろネット配信される曲のジャケット写真がいると
レーベルから要請があったので 知人にたのんで写真をとってもらったのだが
曲はそんなにハッピーな曲ではないので
「ぼーっと 夜の闇を見つめてるような雰囲気」の無愛想な顔でいいかなと思いながらのフォトセッション
何枚かの写真をデータで送った 

レーベルの人が採用した写真は上の写真でした

上の写真は
シンガーソングライターの名盤のジャケットには 
シンガーと犬のポートレートがジャケットになっているモノが多いので
ちょっとまねして お遊び程度に ちょっとクリクリと撮ってみたモノ

撮影は クリクリの愛のよだれ攻撃で即中断 ろくな写真はとれなかったんですがねぇ・・・
ほっぺたはベトベトのヌルヌルです

しかしこれが唯一の 私が自然と笑顔になってしまったた一枚でした
一応 外村伸二 & 浦山直樹 名義となっているので2ショットの写真のほうがいいとのことで
これに決定したようです 

ウラヤン 「俺は トノさんの 犬か!」なんて怒らないでね・・・


(カバー曲なのでいろいろ時間がかかってしまっているようで 一部海外配信サイトのほうが 先に配信始まっているようです)

試聴はこちら↓

    オーディオリーフ http://www.audioleaf.com/tonomurashinji/

    マイスペース http://www.myspace.com/shinjitonomura


(オマケ)さだまさしの名トークをどうぞ!

「父さんとポチ」(さだまさし)

「父さんとポチ」(立川談春)

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